ケトルに砕いたモルトを投入してぬるま湯を加えます。するとモルトの澱粉がモルト自体に含まれる酵素(アミラーゼ)で糖化され、「モルトース」などの二糖類になります。(あとでこうした糖類が酵母の餌となり、アルコールと炭酸ガスに変わります。)また、酸味をもたらす「アルファ酸」もここで生成されます。
糖化が行われるときには温度管理が極めて重要で、1℃単位で繊細に温度をコントロールしながら、数分〜十数分毎の数段階に分けて工程を管理します。右の写真は若松ブルワリーのケトルに備えられているコントロールパネルです。
糖化が終了したモルト液は濾過して固形物が除かれます。こうして得られる液体を「Mash (麦汁)」と呼びます。
次に何回かに分けてホップを投入しながら麦汁を1時間半ほど沸騰させ、高分子タンパクなどに由来する雑味やアルファ酸の一部を除きます。このとき同時に雑菌も除去されます。最後に高速攪拌 (whirlpool) して、固形物を沈殿させます。 |
 |